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CANDLE OF THE DEAD

卑屈で後ろめたい日々のカリソメ・ブログ

2012年

07月16日

(月曜日)

『この空の花 長岡花火物語』

地方新聞の記者が長岡で震災や花火の取材をしつつ、先生をしている元カレの教え子の舞台を観る話。

前半、細かいカットにすごい量のセリフとなんだか異様で笑っちゃうテロップを駆使し、戦争、核爆弾、花火、震災その他について圧倒的な情報を浴びせられます。特に冒頭、記者と先生がかぶせ気味にカメラに語りかけてつつ回想シーンがガンガン挿入され目まぐるしくシーンが変わるところはいきなり置いていかれる感じ。急発進のジェットコースターすごいです。

物語のキーパーソンであり舞台の台本を書いたヒロイン的存在のコがいつも一輪車乗ってるんですが、なんか存在が怖い。いろんな人の空襲回想シーンでかぶせ気味に「知っている...」と言ったり、古風な表情がとても冷たく見えたり、一輪車のバランスとるのに腕の動きがどこか不気味。一輪車の技術がすごい新人の役者さんらしく存在感はすごいんですが、もう少しヒロイン的なかわいらしさが欲しかったです。のっけの職員室っぽいところで先生に一輪車乗ってて怒られるのにずっと乗り続けるのも違和感が。お化けメタファーを感じました。

でクライマックスは舞台と語り部の紙芝居と楽器隊の音楽、花火がスパークし映像的にあの『HOUSE ハウス』を超えるぶっ飛び度(アニメ『二度と眠れぬ子守唄』の暴発力を思い出しました)。でも演劇の子供たちのアジみたいのがイヤな感じだなぁと若干冷めて観ていたら、そこに大林監督のナレーションが入ってきて一気にうわー!っとなりました。ものすごいたたみ掛け。若干早めに「大団円」と面白テロップが出ちゃうのも親切ですね。

『シグナル 月曜日のルカ』の舞台挨拶時、大林監督が登壇されて『シグナル』と同じタイミング、同じ新潟で撮影していたらしく『シグナル』でヒールを演じた高良健吾をこの映画で使いたかったと言ってました。ヒロインといい感じになる被災難民役か筧利夫の役かな?高良健吾が大団円の舞台ど真ん中であの動きしていたらどんなに素晴らしかったことでしょう。

大規模な花火大会が好きじゃないので、この映画を機にそういうのが土日じゃなくなればいいなぁと思いました。黙祷。

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