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CANDLE OF THE DEAD

卑屈で後ろめたい日々のカリソメ・ブログ

2012年

06月23日

(土曜日)

『シグナル 月曜日のルカ』

夏休みを利用して田舎の古い名画座へバイトしにきた家庭に事情がある大学生と、ワケありな映写技師の女の子が頑張る青春映画。
『時をかける少女』のリメイクが素晴らしかった谷口監督作で、監督と大林宣彦監督のトークイベント付きの回を観て、その次の日再見し原作小説も読みましたよ。

『時かけ』では仲里依紗の魅力がブリンブリンでデレデレになりましたが、今回は完全な新人・三根梓の起用でしかもミステリアスな役どころ。主役でクレジットも1番上だけど出番は大学生役のAAA西島君のほうが多いです。がファーストカットから黒木メイサばりの眼ヂカラ(褒てます)、タイトルバック、素晴らしいスクリーン映えで震えました。
キリッとクールなキャラがだんだん緩んできて、後半は心を開いてく。映画の中のキャラとしての成長と同時に役者としての成長もいっぱい見れます。暗い過去により月曜だけナーバスなるとか3年映写室に閉じこもって必要なものはネットで調達するなんてあまりリアルじゃない設定かもしれないけど、そんな細かいとこはどうでもいいと思えるぐらい魅力的。グイグイ映画を引っ張る。ずっと観ていたい。映画が終わっちゃうのマジ悲しいです。

その暗い過去の原因を作ったヒール役が高良健吾。舞台が田舎の古い名画座で全編ノスタルジックなあたたかみのある雰囲気の中、この人だけものすごいイビツな存在。部屋も「液晶AQUOS」のCMみたいな浮世離れっぷりで静的です。原作ではよりゲスくなってるけど、映画版は絶妙な説明不足感で同情の余地があって丁度いいと思いました。すんごいエキセントリックなガキなんだけど言ってることの理屈はわからなくはない好いヒールです(パンフのインタビューで「もっとエキセントリックにすることもできた」と書いてあったので違う作品で超絶ヒールを拝みたい)。

映画館の屋上で乾杯するシーンでビールを飲まないで、主題歌を三根梓が歌えばド級のアイドル映画になったと思いますが、もう20歳越えてるとのことなのでアイドル映画じゃなくても全然OK。
ラスト手前のシーンで悶え死ぬ。美しい。おじさんは死にます!

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ルカの部屋。美術すごかった。

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休憩所。

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シグナルを発し合いいろいろ成長します。

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