r

CANDLE OF THE DEAD

卑屈で後ろめたい日々のカリソメ・ブログ

--年

--月--日

(--曜日)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012年

01月14日

(土曜日)

『ヒミズ』

漫画原作の映画化。震災絡みで脚本をリライトしたとか希望が云々なんていうマイナス要素がありましたが、ダーレン・アロノフスキーがコメント寄せてたり予告編がやっぱりカッコよかったので初日初回に観てきました。都内は満席だったみたいですがMOVIXさいたまは20人も入ってなかったです。

とりあえず原作は置いといて、ちょっと遠いけど『ショーシャンクの空に』っぽいなと思いました、
ショーシャンクは一見ティム・ロビンスが主役っぽいけど、レッドおじいちゃんの物語だと思ってます。仮出所で社会に放り出されて赤ん坊のように弱々しくなっちゃった図書係のブルックスおじいちゃんと末路に行きそうになるのを、スーパーマンのティム・ロビンスが希望を与えてくれてたのを思い出しておろおろとすがる様にその約束の場所へたどり着く(まぁ恩返しなんだけど)。

ヒミズはおじいちゃんから若者というカタチで、元社長の夜野おじいちゃんが捨て身で主人公に希望を託してくれるシーンが1番グッときました。震災で家族も会社も失い絶望しまくってるおじいちゃんがドラム缶をみんなで運びながら仲間とすごい笑顔で土手を転げ落ちる。そんな誰よりも明るく振舞ってるおじいちゃんに見込まれてエールを送られたら頑張ろうって思いますよ。そのうえ美人がしつこく言い寄ってくるんだから天国。なのでもっと地獄の部分が見たかったです。目の下にクマつけられても絶望感が全然わからなかったです。ああいうラストに持っていくならもっと説得力のある自分の中に存在する悪魔の声が欲しかったです。

あとどのキャラも雑。ケリがつかないで終わっちゃう人が多いのが不満でした。悪いことしたんだから相応の報いがないと消化不良。
ヒロインと母親の不自然なやりとりは第三者がいる空間ではじめてコント感が出ると思うのでつまんなかったです(『恋の罪』のお茶シーン狙いかな?)。
窪塚と夜野おじいちゃんのゴゴゴゴシーンは面白かった。

原作は連載時リアルタイムで1回読んだだけですけど、そんなに好きじゃないです。似た作風でおっさんが主人公の『わにとかげぎす』も。どうも『人間失格』的でだめなんです。だって彼らモテるくせに好きで自分を過小評価して勝手に悩んでるんだもん。そんなヤツの話どうでもいいよ。『最強伝説黒沢』読ませとけよ。
つまんない自殺前提のお話になってない、ちゃんと絶望感が味わえる『死の王』はやっぱりすごい。

「キサマの分際で人生に意味なんか求めるんじゃないよ、バカ!ずーずーしーんだよ!オレ達ゃ所詮サルなの!サルなのに無理矢理意味つけよーとしちゃいけないの!(『僕といっしょ』)」
↑これはごく一部のスーパーマンを除きほとんどの人間に当てはまる勇気の出る言葉です。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけOK

【お願い】
・テンプレートに関するご質問をされる方は、必ず「質問の心得」をお読み下さい。

 プロフィール 

junpa1

Author:junpa1
ミコンの町から


↑クリック
flying gecko fun
(ヤモリ・カエル飼い)

 Free AREA 

    follow me on Twitter

     月別アーカイブ 

     フリーエリア 

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。