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CANDLE OF THE DEAD

卑屈で後ろめたい日々のカリソメ・ブログ

2010年

12月20日

(月曜日)

『モンガに散る』

80年代モンガ(台北の歓楽街)で仲良し5人組が極道になり、大人の覇権争いに巻き込まれ、後半は絆とか義兄弟とか親分襲撃や務めを終えた狂犬が出てきたりで、もうみんながそれぞれ大変な目に遭う悲しい台湾ノワール。142分。

のっけからタイトルが出るまで長回し&スローモーションを使ったボコ殴りアクションをガッチリ見せたあと、義兄弟の杯を交わすまでのかなりクサ目青春描写。それが終わると、ある事情で親分を怒らせちゃって鬼合宿にぶち込まれてしまい、竹やり、刀、短剣の使い方を憶えるというアンチGUNなヤクザ世界が展開。といっても全然ぬるくなくて、人望があって勢力の均衡を保つ役回りの直属親分が、単独で大襲撃に遭うんですがナイフで斬られながらも、すごく落ち着いて、ひとりづつゲタを武器に腕をベキベキへし折っていくアクションは音楽効果もあって、すさまじいかっこよさ。ジョン・ウーが惚れたのも納得。ずば抜けていいシーンです。あと耳が取れたり、接着剤を使ったイヤな拷問なんてのもあって飽きさせません(『ラブゴッド』っていうトラウマ漫画を思い出した)。
で、そんなこんなで、ジョニー・トーの黒社会とは違い、5人組の関係に変化が生じてしまいます。主人公が死にフラグ感いっぱいな約束を相思相愛の娼婦としたり、イケイケで女好きなリーダー格がションボリし、一番キレ者で複雑な事情を持つ坊主頭の動向がだんだん怪しくなって、文字通りモンガに散っちゃう怒涛のクライマックスになだれ込む。
坊主頭を騙すのが組の対抗勢力だけど恩のあるちょっと危なそうな男なんですが、あるシーンでこいつ本当は善人なんじゃないの?とすっかり自分が騙されました。なかなかこういうことって無いんで気持ちよかったです。だから口が裂けてもベタとは言えません。
ラストを含め全体的に青臭く、音楽とかクドイ演出で引いちゃうところもありますが、編集のテンポがつんのめり気味で早いので間延びしてる感じはありません。逆にもう少し見たいんすけど、っていうカットが何箇所かありました。でもキスシーンはやたら長く感じた。
モンガってよく知らないけど、下町の縁日みたいでいい雰囲気の町に見えました。赤色がすごい。

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