r

CANDLE OF THE DEAD

卑屈で後ろめたい日々のカリソメ・ブログ

2010年

08月14日

(土曜日)

『キャタピラー』

乱歩の芋虫をモチーフ程度に使った大味な反戦映画。
芋虫は『乱歩地獄』でも原作とかなり違うSMダルマ男ものとして映像化されたが、本作は中盤くらいまではなかなか原作に沿っていていい感じだっただけに、後半の畳み掛けるおおざっぱな戦争反対っぷりにゲップが出た。エンドロールでの映画前半の描写をまったく無視した(芋虫とは無関係な)元ちさとの歌もしっかり字幕付でとなりのおばさんは号泣でしたよ。
一番違和感を感じたのは、軍神芋虫さんの死に方。


以下ネタバレ。
自殺は自殺なんだけど戦争が終わって軍神としての存在意義の喪失&戦地でしたことへの罪の意識に襲われ死んだ弱くてかわいそうな人扱い。執拗で軽い強姦モノローグ。どうやら「彼もまた戦争の被害者だったのだ!」って言いたいみたいです。くそつまんない。しかも真昼間にしょぼい水溜りみたいなところで浮いて死ぬ。ダサイ。見た目も特殊メイクでブックブクにしてフリークス感をもっと出して欲しかったです。

監督の心意気で普通の映画より料金が安く設定されているのは大変すばらしいんですが、スマートで美しい丸尾末広の漫画版がおすすめです。(『薔薇色ノ怪物』にも芋虫を基にした短編アリ)
ちなみに舞台挨拶時も監督が反戦を猛烈に訴えていた。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけOK

【お願い】
・テンプレートに関するご質問をされる方は、必ず「質問の心得」をお読み下さい。

 プロフィール 

junpa1

Author:junpa1
ミコンの町から


↑クリック
flying gecko fun
(ヤモリ・カエル飼い)

 Free AREA 

    follow me on Twitter

     月別アーカイブ 

     フリーエリア