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CANDLE OF THE DEAD

卑屈で後ろめたい日々のカリソメ・ブログ

2009年

12月03日

(木曜日)

『高麗葬('63)』

六本木シネマート、キムギヨン特集の2本目。
愉快な絶対的存在の祈祷師と極悪十人兄弟が牛耳る、閑古鳥が鳴くよな村を舞台にした人と人との愛憎模様。ばかの子沢山。口減らしの姥捨てかと思ったら結構ただのいけにえだったのでびっくりした。そして終始吐く息が白いのですごく寒そう。
『下女』のシンプルなハイテンションさとは違い、いろいろ複雑な人間関係。いきなり「20年後」とテロップが出て時間がブッ飛んだり、しゃべれない女に自殺を強要したり先の読めない展開、文字通り暗黒タイム(音声と字幕だけになる)に戸惑いつつも、残酷効果が炸裂するアゲアゲでくそポジティブなラストに大満足。クソなシステムはぶっ壊せ!そして、多分また違うクソシステムができあがるであろうだめスパイラル。
悪い十人兄弟が小さいアバタ顔の女の子の健気っぷりに改心しそうになる描写があるのに、結果そんな気はさらさらなかったというのがとてもリアルに感じ怖かった。一瞬なら誰だって安い同情くらいできるのだ、という真理。
あとオープニングクレジットがスタイリッシュでかっこいい。帰ってきて早速DVDで見返したのだった。


今月の映画秘宝が「ゼロ年代ベスト10」なので、発売までに自分のベストを考えてみようと仕事中にボーっと選んでたら結構あっさり決まってしまった。

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