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CANDLE OF THE DEAD

卑屈で後ろめたい日々のカリソメ・ブログ

2009年

06月06日

(土曜日)

『重力ピエロ』

TBSタマフル・シネマハスラー課題作を最近は全然観てなかったので、久しぶりに期待しないで観てみた(原作はもちろん未読)。
のっけで集団レイプ・暴力ときて放火・遺伝子検査・鬼畜強姦魔の要素で、課題作としては『レボリューショナリーロード』以来の儲け物!といきたかったけど、終始退屈で全然のれませんでした。ものすげー超絶ご都合主義。『誰も守ってくれない』級にうんざりため息が出ましたよ。中盤の渡部篤郎が言う、主人公(兄)なんかでは決して手の届かない男気溢れるセリフだけよかったです。ここから一気にダークな面を帯びてくるんですが、思わず吹き出す格好良さ。

以下ネタバレ含む

ヘンなところ
・30人レイプ!29人目までは逃げ切ってた凄さ(しかも高校生)
・レイプ→妊娠、で出産!(レイプ魔の子だと町中みんな知っている恐怖!)
・父曰く"最強の家族"らしい(どのへんが?)
・でも母はよくわからない事故で死ぬ(自殺だったのかも...)
・町をいくら放火しても捕まらない!その数20箇所以上!
・落書きもやりたい放題!(グラフィティは命がけだからこそ価値がある!)
・兄のすごい殺害計画
・夜中とは言え、隣の家が超燃えてても野次馬が全然来ない!
・凶悪な男なのに火に囲まれてもまるで逃げるそぶりをみせないで、意味のない話に付き合う!
・そしてバットで簡単に撲殺される!
・ガンに冒された父が子供達が人殺ししたと悟ったけど、これといって特に何もしない!
・そして安らかに死んだ(多分)
・人を殺したけど、あんなヤツは死んで当然だし罪の意識はないのでこれからも兄弟仲良く明るく楽しく生きていきたいと思う!(兄が出頭する必要はないと言ったので)
・もう楽し過ぎて重力がなくなっちゃいそう!まるでサーカスの空中ブランコをやるピエロみたいだね!
・いろいろ無神経なので「飄々として神経がどこまでも図太い」という意味で"最強"だったのだ!うーん、羨ましい!
・舞台になってる仙台らへんの町はやりたい放題の極悪犯罪都市なのだ!うーん、テキサスいぜ!

ちょっと似た話の漫画『おろち』の「秀才」は本当に素晴らしい話です。自分の本当の親がマジ最悪な犯罪者だったので、さっさとぶっ殺して一件落着では普通のつまんない話です。「秀才」はそこんとこ違うもの。いろいろ真逆ではあるけど。
あと兄がラスト近くに「事件のことは当事者が一番深く考えてるから、検察とか裁判なんかどうでもいい」みたいなことを言う。実際、人が人を裁くなんてある種アホくさいと思うし、すげー共感できるけど、これを最後まで善人な主人公がセリフで言っちゃだめじゃね??なんか違う方法なかったのかな。これは一番残念。
もうひとつ残念なのは、元レイプ魔(弟の実父)のラスト。殺されるにしてももっと悪くてカッコイイやりとりがあってもよかったはず。ただのマヌケで終わっちゃった。
全体的に超善人な父親の無理してる感がくどくて嫌だ。
母のレイプ前のむかつくくらいの陽気さ加減がとても恐ろしかったです(しかも長い)。そりゃ何かとてつもなくヤバイことが起きるってわかるよ!レイプ描写の貧弱さには吃驚だったけどな!

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