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CANDLE OF THE DEAD

卑屈で後ろめたい日々のカリソメ・ブログ

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2012年

03月31日

(土曜日)

『ドライヴ』

昼は整備工にカースタント、夜は強盗の送迎をやってる寡黙な男がひょんなことから抗争に巻き込まれて男をみせる話。
映画秘宝で高橋ヨシキさんが去年のベストにあげていたので超期待して初日初回のシネコンで観ました。なぜかじいさんばあさんがたくさんいました。

とてもかっこいいクールな映画でした。
お話はよくある感じですが、主人公がシブくて強くて女に奥手、さらにその車の腕を見込まれカーレースデビューを控えているという着てるジャケットはイマイチだけど信頼できそうなな男。ライアン・ゴスリングは『ブルーバレンタイン』はそうでもないけど『ラースと、その彼女』は大嫌いな映画なのでぜんぜん違って見えて意外でした。
惚れた女役がキャリー・マリガンでキャリーさんも主役のドライバーさん同様あんまりセリフなくてうっとりした表情とか鼓動の早さでドキドキを表現しててすげーなと思ったら、自分の旦那を見る目も同じだったので騙された!と思いました。
悪役も含め、横顔のアップが多用されてて顔で演技してるのがよかったです。キャリーさんの小顔さとロン・パールマンのバカデカさがすごくて同じフレームにはまって欲しかったですね。

そういう細かいカッチリした演出とは逆にバイオレンスシーンが突き抜けててものイビツなくらいアクセントになってます。トム・サヴィーニみたいな頭部弾着、『アレックス』の消火栓ラッシュを彷彿させる顔面破壊、『デスプルーフ』的車アタックなどブチあがりました。
その分ラストがあっさりで肩透かし、でもシブくてクールです。『アジョシ』より自分に酔ってるヒーローっぽさがなくて好感が持てました。同情無用。

結局キャリー・マリガンの男を選ぶ目が無さ過ぎて色んな人が死んだり大変な目に遭ったりカーレースの夢も潰れたのでエレベータであの恐怖のストンピングを見せ付けたのかなぁとボンヤリ思いました。あのストンピングマジアタマオカシイ...

秘宝やムックでヨシキさんが書かれてるように日本公開がほとんどされてないニコラス・ウィンディング・レフン監督ですが、4/7から渋谷ヒューマントラストシネマで『ヴァルハラ・ライジング』('09)がかかるみたいなのでぜひ観に行きたいところです。

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2012年

03月25日

(日曜日)

『なんなら君と遠くまで』

O!!iDO短編映画祭というイベント初日のトリでアイドルグループ私立恵比寿中学(エビ中)職員、現国先生a.k.a.近藤キネオ監督によるエビ中の3人が出演する14分の作品がかかるということで観て来ました。
バウスシアターの大きい方のスクリーンで補助席も出て8割近く埋まってたっぽいです。

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[公式頁あらすじ]
退去期限最終日、学校の校舎にはまだ思い出の断片をより多く持ち去ろうとする少女がいる。他には誰もいない、と彼女は思っている…。
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自分がバウスに着いた頃にはこの映画祭のチラシがなかったため、事前にこのあらすじを知らなかったんですが、それがよかったのかも。映画観終わって&監督のトーク聞いてからだと少しコレ違和感あります。

退去期限最終日というのが2039.3.31で未来の話。
上映後監督が「去年の震災であの年代の子どもはすごいダメージ受けたと思う」みたいなこと言ってたので、おそらく放射能的なアレで立ち入り禁止区域に指定された場所。舞台は校舎の中ですが上空にはヘリが飛んでるくらいで外にも人の気配がなくゴーストタウン的な終末感が出てます。

明かりの点いてない校舎内で1人ずつのシーン。3人とも表情、行動から目的とか何も読み取れません。校内をふらふらしたり物思いにふけっているだけで思い出を探しているようにも見えません。逆光のシーンが印象的で窓からの光もとてもキレイでした。どのくらい照明使ってるのかわかりませんがすごく自然でやわらかい雰囲気がよかったです。特に何もおこらないふわふわしたシーンが続きます。

途中2人が階段で交差しそうになるシーンがありそこではじめて(客に)緊張が走るですが、交差すると思いきやワンカットの中でいたはずの1人が消えてしまう。そこで自分の中である仮定が確信に近くなりました。
そのあと教室の黒板が3人の伝言板になり、シンプルなお別れのメッセージが書かれていきます。3人とも姿がない他人の存在を認識しているわけですね。


以下自分のテキトーな解釈です。

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2012年

03月24日

(土曜日)

『テイク・シェルター』

大嵐がくる悪夢とかに悩むうつ気味なお父さんが庭にシャルターを作って周りの人に心配される話。
フリードキン『BUG/バグ』の怪演でトリコにされた今一番観たい俳優マイケル・シャノン主演作。超期待してシアターN初日初回で観ましたよ。

家族思いの優しいお父さんが『ブラック・スワン』の人みたいに徐々に壊れていって最後大爆発するウッヒョー!!な感じを勝手に期待してたんですけど、中途半端なうつ克服ファミリー映画でガッカリしました。なによりあのマイケル・シャノンさんのぶっ飛んだ毒気がすっかり抜かれててまるで雨の中怯える子犬扱い。許せん。
病気のトリガーになってる悪夢の内容もショック描写がなくて説得力が感じられず残念です。夢から覚めても完全にイカレた様子がないので支える奥さんも『ぐるりのこと。』のリリーさん並に余裕こいてます。うつの人に「しっかりしなさい!」って言って吹っ切れるならもうなんでもありだよ。小さい娘さんが聴力障害という設定も金とかの問題でお父さんを追い詰める要因になってるのですが、それもあまり活きてないように見えました。うつの人がうつについて本で調べるってどうなんですかね?

よかったところは序盤、病院で高い薬を処方され悪夢を見ないでぐっすり眠れたと思ったら現実でも幻覚症状が出たところです。あれは恐ろしい。マイケル・シャノンさんのギラギラした良さはあまり関係ないところではあるんですけど。
『メランコリア』ではこれ以上ない天変地異を逞しい精神でむかえるうつ病患者がかっこよかったですが、こちらは引っ越せばとりあえずは回避できるのに高い金出して作った粗末なシェルターに家族で閉じこもるスケールの小ささでサイコスリラー(と銘打っている)としてもダラダラでした。嫁がクライマックスに言う紋切り型のセリフはクサ過ぎて苦笑い。120分も使ってアレですか...。ラストは蛇足に感じるようなそうでもないような、どうでもいいような...。

はやくゾッド将軍役のマイケル・シャノンさんが見たいです。

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2012年

03月14日

(水曜日)

ハイパーミニマルムービーズ

ゆうばりファンタ映画祭、名古屋&大阪で上映された「極めて小規模でありながら極めてハイパーに面白い映画」6本が東京は渋谷のアップリンク・ファクトリーにやってきたので観ました。A&Bプラグラム、各3本+監督のトーク。

・Aプログラム
『進化』('10)
クリスマスイブの夜、渋谷で映画監督&一般人への街頭インタビューと路上パフォーマンスを合わせたアートな雰囲気のドキュメンタリー。白石晃士監督のインタビューが見れてよかったです。早くリッチになってください。応援してます。
開始から30分くらい経ってたのでBから観るつもりでしたが途中からでも入れるということで残念ながら半分くらいしか観れてません。

『高崎観光ビデオ』('99)
群馬県高崎市の観音様とかダルマを紹介するのほほんとした観光ビデオから一転、暗黒ワールドに突入するブラックコメディ。村上賢司監督の悪意たっぷりなノリが笑いを誘いますが、色んな深い溝を見せられダメージ大きかったです。
高校生のときよく高崎に買い物行ってたし、千歳烏山に住んでた頃にオウムマンションの異様な反発具合を見てるからかな。わずか12分の作品ですがショッキングで今もモヤモヤしてます。。

『あの子は雲の上』('98)
ワンカットワンシチュエーションのハートウォーミングな心霊モノ。白石監督が『暴力人間』の次に撮られたもので13年ぶりの上映なんだそうです。あっけらかんとしてる幽霊の想いがジワジワくる爽やかな作品でした。


・Bプログラム
『ぱんいち夫婦』('10)
だめだめな夫婦がぶつかり合ういい話。汚いものも映るけど映像がキレイでラストは安藤裕子のTEXASな雰囲気でした。夫が自分の母親と電話する内容がとても切ない。自分が離婚しそうだったときを思い出しました。

『超・暴力人間』('10)
2回目の鑑賞。上映後、白石監督のトークがその場にいた全員がサーっと引くくらいやばかったです。この映画の源泉についてのお話。まさかの××...。
10枚限定でDVD販売があり無事ゲットできました!ぜひ『暴力人間('97)』も欲しいところです。

『ハイパーミニマルムービーズ』('11)
3監督により1日撮影1日編集で作られたオムニバス。ちゃんとつながりが感じられる、ABプログラムの締めくくりにふさわしい内容だったと思います。A→Bの順で観れてよかったです。

2012年

03月09日

(金曜日)

『劇場版 はらぺこヤマガミくん』

山の神様ヤマガミくん、海の神様イソベくん、川の神様カワカミくん、森の神様キノシタちゃん、土の神様ツチダさんがワイワイやる着ぐるみハートフル(少しブラック)コメディ。
Web配信されたエピソード+αでドグちゃん劇場版と同じ感じのお祭り的一週間限定劇場公開ということですぐDVD出ますが3人の監督と全着ぐるみキャラが登壇する最終日に駆け込みました。

ヤマガミくんがのび太、カワカミくんがジャイアン、キノシタちゃんがしずかちゃん、ツチダさんがちょっと怖いドラえもんで、イソベくんが下僕的なドラちゃんって感じです。
それ以外にも井口&西村監督らしいおなじみのゲストが出てきたり、最近ニュースサイトで見た自叙伝を出す選抜されないAKBメンバー仲谷さんによるとてもマッチしたかわいいナレーションが入ります。
1話完結20数話やって、配信されてないクライマックスがちょっとドグーンVのラストっぽくて盛り上がりました。大震災のメタファーが現れドラえもんとのび太たちが戦うわけなんですが、面白脱力エピソードで油断してたのもあってちょっと『ヒミズ』の震災に負けるな描写よりヤバかったです。ドグちゃんやドグーンVに乗れたならオススメ。キノシタちゃんの優しい歌声も予告で聞いたのより100倍素晴らしく感動しました。あと塩崎監督の「初恋キノシタちゃん!の巻」がすごい密度。ショボくれたヤマガミくんとキノシタちゃんが出会って踊るシーンが印象的。
子供が観ても喜びそうだけどPG-12。友達焼いたり自殺の名所のひどさやキノシタちゃんのスカートの中が暗黒だからかなぁ↓

観終わって舞台挨拶やって監督&着ぐるみ集合ショットもキメました。イソベくん推し。

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はらぺこヤマガミくん動画ページ



2012年

03月07日

(水曜日)

『ゾンビアス』

武蔵野館の係員に「おたくの劇場はマナー喚起についてどのようにお考えですか?」と聞きたい気持ちを抑え、ウーイーのパンフも買わずダッシュでシネマートへ。

スーパーモデルご用達のダイエットに効くサナダムシをゲトりに田舎に来た若者達がぼっとん便所から湧き出た汚物ゾンビに襲われつつやばいサナダムシの謎に迫ったり過去の自分と決別したりするスプラッターアクション。
去年は富江、ザボーガーとすごかった井口監督。久しぶりに振り切ったゲスい路線です。

井口監督と西村監督はサービス精神に溢れた作家性がとても似てると思うのですが、井口監督の作品は女の子の仕草がよりキュートだと感じます。女の子の演出のつけ方がそのまま監督の物マネをやらせるという手法をとっているらしく魅力をがっつり引き出してます(たぶん今回も)。
今作もメインで4人のカワイ子ちゃんが出ます。それぞれ体張ってていいキャラクター。相変わらずアクションもかっこいいし、タイトルどおりケツ芸に浣腸、触手攻撃、まさかのびっくりおっぱいも。あ、あなたが出すんですか...。
特によかったのが、寄生虫博士(?)の娘役の優希という人。ザボーガーの秋月みたいに強烈な存在感がありました。台詞回しがカッコイイ顔もかわいいです。
パイオツカイデーな子がアスな姿勢のせいでゾンビ化してからおっぱいが見えなくるのがとても残念でした。

ゾンビはただのヤラレ役でゾンビ映画的なドラマはあまりないですが、ラストは井口監督らしい若干薄めながらも爽やかな感動があります。キン肉マン。
比べるものじゃないかもだけど自分は親子が熱くぶつかり合う西村監督の『ヘルドライバー』の方が好きですねー。男が喜びそうな画がいっぱいなんだけど『富江アンリミテッド』同様、女性に寄ってる印象を受けました。あとあまりCGに頼らないぶっ飛んでるマシンガールのファイナルバトルみたいのをまた見たいです。

2012年

03月06日

(火曜日)

『51(ウーイー) 世界で一番小さく生まれたパンダ』

通常の1/3の大きさで生まれてきたパンダ(ウーイー)の成長を中心にパンダの不思議な生態に迫るパンダ基地のドキュメンタリー。
予告で見たときはあまりピンとこなかったけど公式頁見たらやたらエモかったので観ました。モーニングでの公開館ばかりですが今週は新宿武蔵野館で夜やってます。

のっけの「パンダは50%の確立で双子が産まれ、1頭を選んで育てる」という衝撃に怯みます。
ウーイーも双子で産まれ母親に選ばれず、人の力を借りて育てられます。基地で産まれた赤ちゃんパンダは保育器と母親のケージを往復させられるわけですが、選ばれなかった子でも問題なく母親に抱えられ授乳したり、逆に双子じゃないのに自分の子の相手をうまくできず飼育員に取り上げられたりします。公式頁にある「世界ではじめて捉えた育児放棄の瞬間」は、母親が自分の子を前にうなだれ泣いているかのようにも見えて本当にショックでした。産まれたとき小さかっただけで特に問題なくすくすく育つかわいいウーイーは表の主人公で、このショックシーンを提供してくれた母親パンダ(ウーイーの親ではない)が裏主人公になっててドキュメンタリーなのにちゃんとグッとくるオチがつきます。
というドラマチックなところも素晴らしいのですが、単純に手足の短いかわいい子パンダ達がモフモフじゃれ合ったりしてるのは動物園のサル山以上に楽しいです。少し大人になってからジャレすぎて兄弟を怪我させてしまうなんていうスパイシーな気まずい場面もあってドキドキできます。

ウーイーが反抗期だとか勝手に心情を説明してるナレーションがちょっとミスリードっていうかウソ臭いと疑っちゃう部分もありましたが、それは自分の心が汚いだけで小さいお子さんにとっては親切でいい感じだと思います。ミゲルくんの歌声もよいです。

パンダの手の指って笹をうまくホールドするために6本に進化した前にNHKの爆笑問題の番組でやってたけど、生まれたての手のアップシーンでも6本目の突起がはっきり見れてちょっと感動しました。上野のパンダが猛烈に見たくなりました。

新宿武蔵野館はお菓子だけでなくあんかけ野菜弁当(タッパー)を食ってたりととにかく持ち込みで音たてて物を食べているお客さんが多い劇場なので、レディースデーは避けていったのですが、始まってすぐ冷やしたぬきうどんを食べ出したおばはんがいて大変印象に残る映画体験になりました。マナー喚起しない劇場。

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2012年

03月02日

(金曜日)

『戦火の馬』

第一次対戦前夜のイギリス、小作人のアル中おっさんが農耕馬を買いに行ったら何を思ったのかサラブレットを競り落とす。その馬が人から人へ数奇な運命を辿る話。

スピルバーグで戦争モノっぽいということで初日のデカイスクリーンで観ました。
騎馬訓練のまるで馬同士がしゃべってるかのようなマキバオー風シーンとそれに続く奇襲が素晴らしかった。ちゃんと人体破壊があればもっとすごかったですね。でもガトリング撃ちまくりがかっこよかったです。
イマイチ抑揚のない若干クサ目な美談エピソードが続いて、夜のうるさい迫力ありそうなシーンでウトウトしてしまい気づいたらワイヤーカッターエピソード。そこからはさらにクサさが増していきダレてしまいました。全部自分の心の汚さの所為です。目を毒ガスやられた負傷兵が自分の育てた馬だと信用される場面のクサさがちょーハンパなかったです。足の泥はわかるけど額の模様のドイヒーな隠しかたで吹きました。そもそもフクロウ笛吹いたら馬が寄っていく設定なのになんで野次馬が道開けて自分から歩いていくんだろ?馬は笛に反応してたかな?
それからおっさんが馬をアレしてくれるんだけどすごい説明しちゃうしので恩着せがましく見えちゃう。もっとかっこよくできたんじゃないかなーと思いました。あの女の子ってどうしたんだろ?ちんぷんかんぷん。字幕はなっち。

あと気になったのが照明がヘンな感じ。田舎のシーンとかすごいCGだったりしたのかしら。
夕日のシーンが大絶賛ぽいですが、お好きなら『生きてるものはいないのか』の夕日も楽しめるかもですね(じぶんは両方「はぁ~そうですかぁ~...」という程度でした)。
序盤に出てくる青年の御親友の屈託のない笑顔がまったく同じ画角で2回使われててステキでした。なんか馬よりグッきたんだけど何なんだろ。ラスト出てきて欲しかったな。

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Author:junpa1
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