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CANDLE OF THE DEAD

日々のカリソメ・ブログ

2010年

02月28日

(日曜日)

月末期

金曜
先週六本木ヒルズにコララインを観にいったとき気になった『医学と芸術展』。誘われたので見に行った。
人間のスライス(液体漬け)がすごかった。中世ヨーロッパのどこかで人間の解剖ショーを半分医学生向き半分見世物でやっていたのだそう。テレ東の早朝にモロな手術番組をやっていてすごいショッキングだったが、その番組まだやってるのかな。
その後、タマフルシネマハスラー本発売記念『タマフル映画祭』。トーク→ヘルボーイ2→トーク→休憩→SRサイタマノラッパー→トークという流れで6時間近くバルト9の狭い席に座り続け膝がおかしくなったが大変楽しい時間だった。
2作品とも観てないお客さんがとても多くてビックリした。あれだけラジオで絶賛されても映画より優先するものがたくさんあるのが普通なんだろな。
最後のトーク時に、サイタマノラッパーキャスト&スタッフが自腹で来ていてステージあがった。"ONCE AGAIN"のSR REMIXのCDを師匠にお届けというサプライズや生で釣りラップが聴けたり、夏公開の続編の予告まで飛び出したりって感じでとても映画祭っぽくなってよかった。
追加の来週はどうやら町山さんがトークで登壇するらしい。

土曜
昼前まで寝て、スノーボードナイター。今年は完全にはずれ年です。
タマフルで"ONCE AGAIN SR REMIX"がかかった。フックで泣いた。映画観てない人には何がなんやらかもしれないが、5月に出るDVDにおまけかなんかで付くなんて事になったらいいなぁ。3月にやるタワレコインストアイベントで歌ったりしたら完全に「号泣メーン!!」でしょう!

日曜
東京事変ニウアルバムを聴き倒す。椎名林檎に「まるで丘サーファー」なんて言葉使って欲しくなかった。三文ゴシップの1曲目でも「それ以上でも以下でもない」って言葉ですっかり醒めた。全部を台無しにするすげー嫌いなフレーズ。
じっくり聞き込む感じでない勢いのあるライブ向けな曲が多いすね。一番歌詞的に気に入ったのが浮雲が歌詞書いた曲だったぜ。
ドグちゃんまつりイベントは5月公開予定の3監督共同作の『戦闘少女』とコラボ。つーわけで狙いどおり予告が流れましたよ(西村監督ver.)。残酷警察級に見せ場だらけで楽しいことになってました。

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2010年

02月25日

(木曜日)

パラなんとかとクムジャさん

昨日は阿佐ヶ谷ロフトAで「TRASH UP!!」イベントに。ダンオバノンを追悼したりしました。

今日は会社帰りにパクチャヌク祭り最終章を観るつもりだったが、丸2時間空いたので公開前に映画秘宝で公開処刑された『パラノーマルアクティビティ』をミラノ座で。
怖さを期待できないというダメ前提があったので、気楽に観てたらふかふかでゆったり幅広なシートに包まれていい気持ち。ということで。ちんたらやってる前半はちょいちょい寝たわけですが、『REC1』ばりに虚仮威しのラストは置いといて、夫婦してだんだん壊れていく様はショックシーンが無く薄い『Antichrist』みたい。嫁が愚図る度「FUCK!!」と言いつつちゃんと面倒とみてあげたりそっと寄り添いなぐさめてあげるダンナに崇高な愛を感じたぞ。おれは一体何を観に来たんだ。編集がだめなモキュメンタリーはとてもしらける。

で急いで走って武蔵野館へ500円で『親切なクムジャさん』。ニヤケの大団円大復讐祭り。本当にうっとりする素晴らしい映画です。
復讐三部作は復讐によってカタルシスがまったく得られなくてどれもとっても悲しいお話ですが、クムジャさんのラストシーンは締めくくりにふさわしい大変美しい画なので500円で観たのが大変申し訳なくなりました(あんな風呂シーンとか最悪なゲップシーンの醜さが嘘のよう)。

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2010年

02月21日

(日曜日)

『きょーれつ!もーれつ!!古代少女ドグちゃんまつりスペシャルムービーエディション』

ここ関東では放映されなかった『古代少女ドグちゃん』が2部構成で映画化。1部目はTV版を再構成。TV版は最初の3話くらいをYouTubeで観ただけだったので、全部観てないとわからない内容だったら楽しめないかもと思いましたが、全然大丈夫。すげー盛り上がった。まさかの妖怪役の人にはギョッとさせられた。『吸血少女対少女フランケン』のカブキ博士よりドイヒーなギャグも飛び出し、残酷描写無いのに『ロボゲイシャ』より全然振り切れてるのはやっぱり主役の差なんだろな。すっかりTV版DVDを買う気になった。
で、大問題の2部目はパイロット版ってことなんですが、こちらは予備知識なしで観たほうが楽しいと思います。モグタンっぽいドキゴロー(土偶)が...恐ろしい裏ドグちゃんのドイヒー顔芸!いやーなドキドキウェーブ。これだけで1ヶ月は笑顔で暮らせますよ。そして5月公開の『戦闘少女』の期待が高まります。と、その前に吸血フランケンのDVD特典だ!
TV版ゆかりの監督が作ったフェイクCMが3本合間に入るんですが、耳かきのがよかったです。東映まんがまつりとグラインドハウスを混ぜるとこうなるんだー。すごーい!
というわけでこれから「trash up!!」の座談会を読みます。

舞台挨拶の模様

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入り口でしもべにされたのだった。そして舞台挨拶でウララー!!

2010年

02月20日

(土曜日)

『コララインとボタンの魔女3D』

日本ではかからないくさい感じだったので、DVD買って2D・3Dと10回くらい観ちゃったんだけど、いよいよ公開。劇場で字幕と吹替両方観たぞ。
これ観てはっきりわかった。おれに3D映画は必要ない。メガネ重い。画面暗い。観てると3D感が薄れてくる。そして値段が高い。飛び出す!じゃなくやたら奥行きを強調するわけですがそんなの2Dで十分感じられるよ。ということで全部2Dで十分。でも、東雲会3Dはたのしかったなぁ。
そして吹替はたたかれるのが常ですが、ぜんぜん悪くないです(気になる劇団ひとりの出番は少ない)。むしろかっこつけて字幕版行って、文字を一生懸命追ってる場合じゃない、追うのがもったいないくらいのものすごい映像がそこにあるわけなので、実は吹替のほうが映画を堪能できる気がする。あとボタン幽霊の声がすごく幽霊っぽくてよかったす。
TOHOシネマズ六本木と近所のMOVIXで観たんですが、どちらも音が小さいのが不満でした。音楽も素晴らしいのに。映画にもっと音圧を!

さっき買ってきた今月の映画秘宝がすごい。表紙がコララインで裏が隣の家の少女の広告という狂喜。アバター裁判に渇き暴力韓国系譜。そして今日はドグちゃん祭りに行くのだ。


いやー、国母残念だった。けどナイターいいすねー。
やたらぐるぐる回るだけで個性もなにもない選手が多いなか、予選2本目の最後にボトム落ち(多分わざと)の強烈ストンプ→極悪テールアタックをオリンピックでやっちゃうのが国母のいう「リアルスノーボーディング」なんだと思った。イケイケでかっこよかった。確かに伝わった瞬間なのだ。

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個人的ベストトリック。そして見たこと無いDCの板。
ダブルコークなんていわれても全然脳裏に焼き付かない。

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これを繰り出したのは爽やかすぎる15歳のオーストラリアンでした。か、かわいい。

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一部で話題沸騰のVOLCOMボード。デッキはグチャグチャしてて派手。

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そしてこれが国母の凶悪テールアタックだ!あんた本当にワルだなー!

2010年

02月16日

(火曜日)

H.E.E.L.

日本じゃスノーボードはいつまで経ってもいちレジャー。
国母はあのNo.1ブランド、バートンのナショナルチーム(一番すごい枠)で頑張ってるすごいライダーで、今回多分余裕で金メダルをかっさらうチームメイトのショーンホワイトも「国母のようなライダーと滑るとプッシュされるよ!」というほどのプロ、さらにはスタンダードフィルムという世界一スゴイと云われるビデオでもパートをもらってたりしてるのだ。
だから事を荒立てたくないバカな年寄りの言うことなんか聞く必要なんかないのだ。そして銀メダルぶんぶん振り回しながらマスコミ対応してほしいのだ。




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数年前の国母カズ特集雑誌をみていたら...

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おおぉ...

とにかく銀期待。

2010年

02月10日

(水曜日)

パクチャヌク祭り

今年公開の中でも大注目の1本、パクチャヌク『渇き』の前に、『渇き』の前売り券があれば復讐三部作を週替わりで1つ500円で復習できる!という素晴らしい企画を新宿でやっていたのでまず一発目の大傑作『復讐者に憐れみを』を観てきた。前売り買っても1800円。よい。
DVDでしか観たことなかったんですが、この映画すごく静かなシーンが続くのでコンビニ袋ガサガサと鼻くそカススーピー音に悩まされた。本当に恐ろしいあの子供の死体描写をスクリーンで観れてよかった(あとペドゥナのファックシーンもね)。
とその前に職場の他部署飲み会があったのだが、めったにお目にかかれないまじでレアな『ヱヴァ:破』否定論者がいて盛り上がった。「あんなに和気あいあいとコミュミケーションとれてるならもう”人類保管計画”は必要ない!バカ!」「ヤマアラシのジレンマはどうした?コラ」「他者への恐怖や絶望がテーマなんじゃねーのか、ボケ!」そしてやっぱり「『序』はサイコーだったなぁ(ミサト以外)」ということで落ち着いた。いやーよかったよかった。リボルテックのビーストもなんか微妙だしね。まず腹が出てないのがだめ。

2010年

02月09日

(火曜日)

『イエローキッド』

黒沢清監督が「ポンジュノの映画を初めて見たときのように動揺した」とコメントしてる単館上映中の『イエローキッド』を観た。
超キモイ漫画家が、すっかりボケた婆さんと二人暮らしで貧乏な底辺ボクサーを主人公にした、私怨を晴らす漫画を書いたら作品を読んでもいないそのボクサーがなぜか漫画のとおりに大暴走。こりゃもう手に負えん!!でもなんかワクワクすらぁ!!という話。
あっと驚く先の読めない展開、激しい暴力シーン、ほとんどコントな会話のやりとりなど危険でステキな韓国映画要素が入っていて楽しかった。200万という低予算ながら、いい役者さんばかりで安さは感じさせません。町田マリーがとんでもない元カレ(キモ漫画家)の扱い方をするいい感じのビッチを演じてました。今回の事件の主な原因はここ。ビッチは男を見る目がない&自分のしでかした事の重大さにまるで気付かないくせに後で泣くだけ。
主人公をいじめる先輩ボクサーの空っぽっぷりも素晴らしかったです。
ユーロスペースで劇中に登場する漫画がたくさん飾ってありました。ヘルボーイ風。

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2010年

02月08日

(月曜日)

フロムヘル...

まだ読み終わってない...

でも早速買った。
特別インタビューは爆笑必至、そしてゾーっとトリハダ。表紙は前の路線がほうがよかったなぁ。なんか同人誌みたい。
睦雄フィギュアのキメキメっぷりったらないなぁ。ホットで『黒い夏』のレイパイ出ないかしら。

2010年

02月07日

(日曜日)

ワンフェス2010冬とか

土曜。
スノボドはくそ大雪なわりにクソな雪質でぜんぜん板が走らず、しかも一番止まっちゃ行けないリフトが止まっており、残りのくそリフトもクソ大渋滞。なので2本で終了。もう奥利根には2度と行かないぞ(数年前にも言った)。
車もスタックしたし、こうなりゃヤケだ!!
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車でライムスターの新譜をしっかり聴いた。すげー濃さ。スキットなしでスキップ曲なし。自分的にらしくない気がしたおなじみ"ONCE AGAIN"の次の曲"H.E.E.L."効果で"ONCE~"が好きになった。「地獄への道は善意で舗装」"K.U.F.U."のDバースは度肝抜かれた。
"Come On!!!!!!!!"の貫禄ったらない...TWIGYはライブ時がかっこよすぎたのでイマイチ。



日曜。
フィギュアの祭典ワンフェスが幕張に移ってから初。なんやかんやで終了2時間前に到着。もうタダで入れるかと思ったらしっかり再入場チェックをやってるので、ちゃんとカタログを買って入った。
まずはアクアプラントで限定ヒラリーカエルガメ(かな?)小根付とナゾメキヤドクキットに小根付シリーズを少々ゲト。生き物系おすすめブースを教えていただく。
で、教えて貰った冬虫夏草の標本から型取りしたというガレキに感動し、青いカメムシにキノコのオレンジというコントラストがたいへん美しいものと、セミの幼虫ので迷うが、オーソドックスな冬虫夏草をゲトる(美しいイラストミニポスターつき)。冬虫夏草ってまじロマンを感じます。うっとり。寄生虫もすごいけどロマン感よりキモイさが勝つ。
そんで18禁エリアに入りゾンビヘッドの数が100頭を越えたケサランパサランにて、脳漿ダラダラの白タンクトップ女ミニバストと記念すべき100頭目の顔面爆発ヘッドを。鮮血塗装に感動(特に喉元と鎖骨の窪みにたまった血!)
絶叫機械で秘宝ムックでも売られた睦雄キット(全身ver.)。明日発売の殺人事件ムックに載るというかっこよすぎる気のする睦雄の新キットも展示されていた。ほぼ彩色済み未組み立てキットだそうで、色を塗れないひとも安心の簡単フィニッシュタイプになるそうです。
ということで2時間では全然見切れませんでした。ワンフェスは遅くても昼までにいかなきゃだめだと思いました。

以下画像。

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2010年

02月04日

(木曜日)

平日

昨日は、去年ベスト邦画は?と聞かれたら「この2本だべ」と答えとけばぜんぜん恥ずかしくない二本立てを観に文芸座へ(その前日のエクソシスト×燃えよドラゴンは見逃した)。
『空気人形』は3回目だったんですが、やっぱりラストのできのわるいCGがもったいないなぁと感じた。結局登場した人間は生長できなかったわけで、誰のアブにもなれてないけど、それでいいんだと思う。
『ディアドクター』は2回目。どこかの雑誌で邦画1位なわりに、どこが具体的に良かったのかどこも伝えてない気がする。こちらも生長すべき人間がぶつかりあうことなくそのまんまということで、ひどく後味が悪い。全然歩み寄らない大問題の親子がとても残念。お話に答えがなさそうで、いろいろ問題提示したから高評価なんすかね。ガンになったら闘病しなくちゃいけないのかね。何かやりたいことがあったら頑張るだろうし、何もなければそんな気力も失せるはず。あのおかんにその気力はないはずだ。

で今日は会社のくそつまんない飲み会。つまんないのは自分のせいなのはわかっているが、この不毛さと脱力感はなんだ。
メガトン級のジャンプ単行本2発。クイックジャパンの熱いインタビューを読んでますますファンになったまるだし幼稚園ライフ漫画『いぬまるだしっ』最新刊と、待ちに待ったゆるふわ極上コメディサスペンス『賢い犬リリエンタール』の1巻。リリエンタールの連載がワンピースブリーチナルトの3ばかトリオより前に終わったらジャンプを卒業しようと思う。ジャガーがやっててもだ。今決めた。

ダメ元で注文したDVDがアメリカから届いた。まぁ、すごいジャケ。1000本限定シリアルナンバー入りなのだ。ガルルル。

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2010年

02月01日

(月曜日)

『ラブリーボーン』

幸福な家庭に生まれた少女が狡猾な変質者に殺され、天国に行くまでの話。
マジすごかった。ありきたりな展開と見せておいて全部オレ好みな方へ裏切りまくる。年齢制限ないから残虐描写はうまく隠すんだろなと思ったら、犯人の誘い方が『痴漢ドワーフ』を彷彿とさせたり、意外と血まみれな犯行現場とか、『マッキラー』みたいな画とかあった。それから息子のバット片手に犯人を追うお父さんがあんな目にあっちゃったり、いろいろ残念なお母さんの逃げっぷり、妹のケツのでかさにもびっくりした。とどめに待ってる、主人公による手に汗にぎるオチもずっこけた。ここまでヘンだと原作どおりなのか気になります。「キスしてない」とは言っていたが、性的暴行はあったのか??
こんなにダメな方にもっていっちゃう映画も珍しい(いい意味で)。ヘンタイと刑事さんによるおもちゃの家を挟んだ爆笑にらめっこ等ひどいポイントがたくさんあってとても楽しく観れた。でもホントにこんなのでいいの?
なんだかこれまでのレイプリベンジムービーの見方が変わってしまうくらいすごい映画でした。でもあまり意味のない感じの大霊界CGパートをもう少し減らして欲しかった。

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junpa1

Author:junpa1

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